中古の分譲デザイナーズマンションの注意点とは?

中古の分譲デザイナーズマンションの留意事項

デザイナーズマンションは、もととも都心の賃貸住宅を主体として登場しましたが、このところ分譲マンションでデザイナーズを標榜したものも増加してきました。分譲マンションでも上記の注意点は同様ですが、とりわけ中古の分譲デザイナーズマンションで用心が必要なのは「耐震性」です。

デザイナーズマンションは、デザイン料が高くなるため、今までは材料費や施工内容をなるべく抑えた物件も残念な事にあり得ます。現在では施工基準が厳しくなったため、耐震性や構造もしっかりとしたものが多く見られますが、中古の分譲マンションに於いてはこちらのチェックをしっかりとしておきましょう。

また、コンクリートの打ちっぱなしの壁などでは、壁面塗装が行われていないため、メンテナンスが無駄にかかり修理周期が短くなりがちです。その割合に応じて、修繕費はかさむ事態に。分譲の場合は、維持費もきちんと意識しておくべきです。

実は、私の知り合いも賃貸の名古屋にあるデザイナーズマンションに住んでいます。といっても、別段ガラス張りのバスルームがあるような部屋ではありませんでしたが、40m2のコンクリートの打ちっぱなしのほんの少し質の高いお部屋。オープンキッチンのガステーブルはガラストップで、壁面に備え付けのブックシェルといった物件。バスルームもワイドに、らくらく足を延ばせるジェットバス付きのバスタブは、1日を終了するいやしの時間でした。

正直なところ、コンクリート打ちっぱなしの壁面は冬は少し底冷えがありましたが、画一的でない空間には大満足で、友人を呼んでホームパーティをよく行っていたことを思い出します。

もちろん、家賃も相場よりは割高だったのですが、そこまで相場とかけ離れていなかったことと、そこまでデザイン性だけが抜きん出た物件でもなかったので、とても気に入って住んだ空間でした。もともとの部屋の空間にデザイン性があるので、家具もどこまでもシンプルなものを絞って置いただけ。その結果、あまり部屋が散らかることもありませんでした。

どんな物件でも、部屋と暮らす人の関係性は相性ですが、デザイナーズマンションは良くも悪くも作り手側の意図がより、その暮らしの中に流入してきます。壁面のフォルム一つ、開口部の陰影一つ、主張があり、それが自分自身のスタイルとピッタリ合うものであったら、日々の生活は確実にみなぎります。ぜひ、毎日を楽しめる、ハイセンスなお部屋を見つけてください。